〜 愛犬 「 蘭丸 ( らんまる : オスみたいな名前ですがメスです ) 」 の交配・妊娠・出産記録 〜
   
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【 出産について 】
 
 前日は食べない
 
 6月 03日    交配から 58日。
           この日、なぜか蘭丸の食欲がありません。朝からほとんど食べ物を受け付けない状態。
           大好きなおやつにも興味がわかない様子。
           出産予定日まではまだ日数がありますが、そろそろ体温計測を始めないといけないと思い
           犬用に買った電子体温計で計測すると、37度ぐらいしかありません。。。(^^ゞ
 
           通常の体温は 38度台で、出産の前日に 37度あたりまで下がって食欲も落ちると病院の
           先生から聞いていましたが、予定日までまだ 5日もありますからね。。。
 
           とりあえず、まさかとは思いながらも、参考書籍を片っ端から読みあさり、出産のための
           知識を急いで頭に詰め込んでおくことにしました。
 
           それと、出産に備えて以下の物を用意しました。
 
 
          【 前日までに用意しておくもの 】
 
           消毒液 ( 普通の消毒液と、手を消毒する消毒ジェルの2種類 ) と、脱脂綿
           木綿糸と、ハサミ
           ティッシュ、新聞紙、手ぬぐいサイズのタオルをなるべく多く
           哺乳瓶と、犬用ミルク or 粉ミルク
           ハカリ ( 子犬の体重が量れるもの )
 
 
 
 お産は早朝から始まる
 
 6月 04日    早朝、くさい臭いで目が覚めると、珍しく蘭丸がトイレ以外の場所でウンチをしていました。
           ウンチを拾い、蘭丸のお尻を拭こうとすると、、、、
           何やら黒っぽい袋のようなモノが体から少し出てきています!
 
           一瞬なんだか判らなかったのですが、すぐにこれが羊膜に包まれた赤ちゃんだと気が付き
             「 えっ?! ヤバイよねこれ? 」
           まず最初に思ったのが、予定日より早すぎで大丈夫なのか? ということ。
           蘭丸をお産箱へと移動させながら、かなりパニクってしまい早朝にも関わらず病院の先生の
           携帯に電話をかけて状態を報告。 ( 快く電話に出てくれた先生に感謝! )
 
           始まってしまったら、もう後へは戻れませんから、電話で注意点などを聞きながら家族全員で
           お産の立ち会いを始めることに。。。
 
           介助に備えて消毒ジェルを使って手をよく消毒してから、いざ開始!
 
 
 
 子犬のとりあげ、へその緒の切断
 
 本来、母犬は本能で自分が何をすべきか知っています。
 だから人間が特に何もしなくても勝手にお産は進んで行くようですが、へその緒は人間がハサミを使って
 切ってあげるほうが良いようです。 ( ハサミの消毒も忘れずに! )
 
 ※ 母犬は自分でへその緒を噛み切ろうとします。 しかし、その力が強すぎると子犬の体に負担がかかって
   しまいヘルニアになる危険性があるとのこと。
 
 
 羊膜を破って子犬を出し、ティッシュ等で鼻や顔の回りを拭いてから呼吸しているかを確認。
 問題ないようなので、へその緒を切って木綿糸で切り口を縛り、蘭丸に返して授乳です。
 
 ※ 前日に読んだ本には呼吸していなかった時の蘇生方法が大きく載っていたため、ある程度その確率が
   高いのかと思っていましたが、全員問題なく普通に呼吸していましたので蘇生処置は無しでした。
 
 
 ちなみに胎盤は母犬が食べてしまうと聞いていましたが、食べると下痢や嘔吐の原因になることもあるため
 食べさせないほうが良いと前日に読んだ資料に書かれていたので、食べさせずにそのまま始末しました。
 
 
 
 第 1子  AM 7:00 頃    オス 111g
 第 2子  AM 7:20 頃    オス 139g
 
   ここでひと息ついて、オス犬の飼い主さんに予定よりも早くお産が始まったことをメールで報告。
   病院の先生にも電話して順調に進んでいることを伝えました。
 
 第 3子  AM 8:00 頃    オス 141g  なぜかオスばかり続きます (^^ゞ
 第 4子  AM 8:30 頃    メス  120g  待望のメス!
 第 5子  AM 9:10 頃    メス  135g
 
   ここまでは順調にポコポコと出て来たのですが…
   予定ではもう 1頭、お腹に残っているはずなのに出てきません。。。
   インターバルが 4時間を超えると危険だと言われています。
   ふたたび先生に電話して相談すると、12時になっても出てこなければ手術になる可能性もあるので
   病院へ連れてきて下さいとのこと。
 
   生まれたての子犬たちを置いていく訳にはいきませんので、全員連れて大移動するための準備。。。
   そして、もうタイムリミットかと思った矢先、、、、
 
 第 6子  PM12:00 頃   メス  129g 最後の子です!
 
   ギリギリセーフ!
   無事に全員出てきました〜
   素人目には全員五体満足で、特に異常は無い様子。ひと安心です。
   病院にその旨を連絡して、それと後日の健康診断と断尾手術の予約を入れました。
 
 
 母乳 + 粉ミルクを飲んでお腹いっぱいになり、みんなでスヤスヤ寝ています
 
 
 
 授乳
 
 
 ちょっと出が悪いようですが、子犬たちにおっぱいを与えているところです。
 この写真は第 2子が出てきた後の小休止中に撮ったものです。
 
 
 
 本来なら免疫成分を含んでいる初乳をしっかり飲ませてあげたいところなんですが、少し出が悪いのに加えて
 6頭もいますから、当然ながらおっぱいが不足ぎみ。。。
 足りない分は哺乳瓶で粉ミルクを与えて補ってやります。
 
 粉ミルクは、国産品をチョイス。
 ちょっと値段が高いのですが、ベストセラーっぽいのを選びました。
 
 
 
 依怙贔屓(エコヒイキ) ??
 
 子供を無事に出産した蘭丸ですが、出産当日からなぜか不思議な行動をします。
 お産箱の中からある特定の子だけを口にくわえて自分のハウスの中に隠してしまうのです。。。
 …というか、よく見ていると連れ回しているような感じも。。。 (^^ゞ
 
 これは母親として特定の子だけをヒイキしているのか?
 それともまた別の何かなのか?
 
 よくは判りませんが、衛生的にもよろしくない感じなので、ウロウロと子犬を連れ出さないように
 お産箱をやめて大きめサークルで囲うことにしました。
 
 
  

 
 
 

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